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富士登山競走2010後日談

久しぶりに長文です。

左の鼠径部(腿の付け根)が筋肉痛で、左足を一定の高さ以上に上げると痛い状況です。右足の脹脛も痛かったのですが、それは処置したら大分緩和されました。後は右のあばら骨の下当たりも微妙に痛い状況です。
実はこれらの筋肉痛は全て足を動かす筋肉に係るところです。筋肉を酷使しすぎたための筋肉痛との事ですが、右足の脹脛以外のところは富士登山競走の前日には既に痛みを覚えていた訳です。そしてそれが当日になって悪化したというのが事の次第だったりします。
暫くは筋肉を休ませなければならないので、ここ2~3ヶ月、ほぼ毎日続けていたランニングは暫くお休みです。とは言え、12月にはフルマラソンに参加する予定ですので、あまり長い時間お休み出来ないのですが。


さて、先日の富士登山競走当日の様子です。

午前3時頃に家を出て、車で富士吉田市目指して出発。午前5時ちょっと前に現地に到着し、臨時駐車場に車を止めてそこからシャトルバスで富士吉田市役所に到着しました。ちなみに臨時駐車場のバス乗り場は道路沿いにあり、駐車場内にある行列に最初並んでいたのですが、それは単なるトイレ待ちの行列でした(ここはコミケみたいに「トイレ最後尾」のカードが欲しいところです)。

富士吉田市役所では中庭及び駐車場に山頂コースと五合目コースの受付がある他、スポーツ用品の販売スペースがあって、スポーツ飲料、サングラス、ウエストポーチ等の類が販売されているほか、シューズやスパッツ等のレンタルもやっていました。
五合目コースの受付で誓約書とアンケートを提出してナンバーカードやRCタグ等を受け取り、五合目荷物受取所で受け取りたい荷物(着替え等)をビニール袋に入れて発送所にて引き渡し。
人がやたらと多くて(参加人数は過去最多の4,686人とのこと)落ち着かない上に五合目コースのスタートは8時30分(開会式は8時)と時間があるため、少し離れたところにあるファミレスで朝食。この時はトーストを食べましたが、走るときは白米を食べた方が良いらしいです。

食事をして用を足した後に富士吉田市役所に戻ってきて、開会式に参加した後でスタートラインに。ナンバーカード(ゼッケン)の番号によりスタート地点が異なります。初参加の自分は少々後ろの方に並ぶ事になりました。
この日は快晴で空には殆ど雲は見えず。五合目付近の気温は開会式時点で21度と高く、辛いレースが予想されました。

五合目コースは午前8時30分にスタート。
参加人数は2,347人と多く、スタート地点到着時点で既に1分20秒ほど経過。スタートロスは80秒といったところです。500mほど走ったところで左折し、そこからは2kmほど勾配のある坂を大群に紛れて駆け上がります。
その後は浅間神社の横にある給水所を抜けて行きます。この給水所はスルーしましたが、プラ製のコップが多量に足元に散乱しており、給水を受ける人はもう少し行儀良く出来ないものかと思った次第(一応、給水所の先に回収場所があります)。
給水所を抜けて暫く進むと勾配のある大通りに出ます。そこから3km程走ると中ノ茶屋(スタート地点から7.1km地点)という場所に着くのですが、ここまでで歩く人はまず見かけません。とは言え走る速度は人によって異なり、早い人は地道に前を走る人を追い抜いて行きます。とは言え勾配があるので後の事を考えるとそれほどペースを上げる訳には行かないというのが辛いところですが。
実はこの時点で右のあばら骨の下の部分が結構痛かったりします。気を紛らわしながら走っていましたが、少々辛かったのは事実です。

中ノ茶屋で給水。
水以外にもスポーツ飲料や、レモンや、小梅等が提供されています。
日差しが強いため水分はしっかり取っておかないと脱水症状になるという事でしっかり飲ませて貰いましたが、飲む以外にも「頭に水を被せてくれる」人がいて、頭から肩にかけてびしょ濡れにされました(が、直ぐに乾きました)。
中ノ茶屋から先は荒れたアスファルトの道路を3.5km程走ります。体力はまだまだ余裕があるものの先ほどの痛みが悪化したため時折歩きながら進む事となりました。ちなみに、勾配が一気に急になる事もあり、この辺りから急にペースを落とす人が多くなります。

そして中間地点(10.6km)の馬返しに到着したのが1時間10分。
ここにも給水所があるのですが、前情報で「馬返し到着が1時間10分を超えると遅い集団に呑まれてしまい登山道が厳しくなる」と聞いていたので「これはまずい」と思ったのですが、あまり無理して途中で倒れたら本末転倒なので、筋肉痛をだましつつ先に進むことに。

馬返しから先は岩場の道程を進む事となります。
道は勾配が急な上に狭く、また、人が多いため先が詰まり、なかなか速度を上げる事が出来ません。体力を余しつつも前が詰まっているのと筋肉痛があり、少しでも勾配が緩いところでは速度を上げるものの、それ以外の場所ではなるべく早歩きというペースで進みました。
ここから先になると立ち往生したり、救護スタッフに救護を受けたりする人が目立つようになります。脱水症状を起こして倒れている人もいましたので、水分だけはしっかり取っておかないとダメだと思いました。

二合五勺が最後の給水所。
迷彩服のような服を着た小さい子達が次々と水の入ったプラコップを供している姿が印象的でした。ここでとにかく水を補給して、後は気力で勾配が急な岩場を登る事に。そして五合目(14.4km地点)に到着した時点で2時間10分が経過しており、目標としていた2時間20分まで残り10分という自体に。これからラストスパートと思って踏み込んだ1歩目の右足脹脛がいきなり攣ってしまい「ああ、ダメだこりゃ」と。
10秒ほどかけて右足脹脛を揉んで歩ける事を確認した後に、右足をだましだまし出来る限り速い速度で前に進みました。このとき、左足脹脛も攣りそうな感じだったのですがこれ以上タイムを遅くする訳にも行かないので無理はせず。

そして舗装路に出て、ゴールを目視。
本当はここで走りたかったのですが件の事情により走るのは無理。
走れないまでも出来るだけ速い速度で進んで‥‥ゴール。
速報ベースで2時間21分(1,000位以内)との事ですが、スタートロスを除けば一応2時間20分を切ったかなと思っています。
ちなみに時間計測はRSタグというものを使っており、これは両足のシューズにビニタイで括りつけるものです。五合目コースの場合はスタート地点、浅間神社、馬返し、ゴール地点に時間を計測するための機器一式それぞれ設置されており、チェックポイントに敷かれたマットをRSタグが付いたシューズで踏み越える時に時間が記録されます。
※runnet.jpでは自分の記録が見られます(7/24現在は速報の参考タイムのみですが)

ゴールはしたものの、そこで座り込める訳ではなく、そこから河口湖五合目登山口まで1km以上歩く事となります。その途中に給水所、弁当配布場所、預けた荷物の引き取り場所があり、それぞれに立ち寄った後に河口湖五合目登山口まで辿り着いてようやく一服。
とにかく登山者が多く、馬糞の臭いが漂う中で食事(雲上閣という建物の3階が休憩所になっていますが、そこまで歩く気力がありませんでした)。配布された弁当はおにぎり3個セット(昆布、鮭、梅)で、時間を掛けて食べきった後、そこから更に800m程歩いて下山バスに。
スタッフが「出来るだけ早くバスに乗って下山して下さい」と言っていましたが、この意図は後で知る事となりました。バス乗り場まで下山者の行列が出来ており、早めに乗らないと延々と待たされる事となります。15分程並んでバスに乗って、そこから30分以上バスに揺られて富士吉田市役所まで戻りました。
富士吉田市役所に戻ってきたら、五合目コース完走記念のバスタオル(色は黄色、ピンク、青、緑の4色があり好きな色を選べる)を1枚貰い、市役所中庭で無料で提供されている吉田うどんと麦茶を貰い、一息ついたらシャトルバスで駐車場まで戻って車に乗って着替えて帰宅しました。
帰宅したのが午後3時30分頃でしたので、出発から帰宅までドアツードアで12時間半といったところです。


完走して思った事は「日本一過酷なレースと言われる理由がよく分かった」です。
色々と不本意なアクシデント(主に筋肉痛)がありながらも、山頂コース参加資格である「五合目コース2時間30分以内完走」を達成出来ましたので一応の及第点として良いのかなとも思うのですが、その一方で認識不足や訓練不足が大きいなと思っています。
コースの性質としてはスタート地点から中ノ茶屋、中ノ茶屋から馬返し、馬返しから五合目ゴール地点の3つに分類されるのかなと思うのですが、それぞれで必要とされる筋肉の部位が異なり(特に馬返しから先は「マラソン」ではなく「登山」になります)、また、15kmの長丁場という事もあり、気力云々でどうにかなる物ではなく、ひたすら日々の努力の積み重ねが物を言うのだろうと思いました。それはただ平地を走るだけではなくて、勾配が急な坂や階段を駆け上がったり、まとまった回数のスクワットを練習に組み入れたり、暑さや直射日光への耐性を上げたり、また、特に自分の場合は「筋肉を休ませる」事が必要なのだと実感した次第です。

来年は山頂コースに挑戦する予定ですが、その時は今回のような不本意なアクシデントが無いようにしたいところです。願わくば、その際には山頂コース完走(4時間30分以内に山頂まで到達すること)したいところです。
「階段LSD」というものが効果的という話を聞いたので、先ずはそれを試してみます。

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2010年07月24日 22:51に投稿されたエントリーのページです。

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